上手な学生ビザ申請のための10のヒント

Australian Student Visa application tips

世界有数の大学があり、素晴らしい気候にも恵まれたオーストラリアが、世界中の留学生から人気の高い留学先として選ばれるようになったのは当然のことと言えます。大学入学に際して留学してオーストラリアに渡航しようと考えているのはあなただけではなく、たくさんの人が同じ考えを持っています。そして学生ビザの申請手続きは最近は以前と比べると非常に簡便で分かりやすいものになりましたが、それでもあなたのビザ申請ができる限りスムーズに進むようにできることがいくつかあります。この簡単なチェックリストを使って、ビザ申請で良いスタートを切りましょう。

1. 事前要件を満たせることを確認しましょう

分かりきったことかもしれませんが、英語の語学能力や経済面での安定性、そして学業成績など、事前に満たしていなければならない基本要件があります。当局はほかにも、あなたがGTE(Genuine Temporary Entrant:正当な一時入国者)で、留学が終われば自国に戻る予定であるという確証を求めてくるでしょう。ビザの申請資格については、こちらで確認してください。

2. その教育機関はCRICOS登録機関ですか?

留学先としてあなたが選ぶ教育機関は、海外留学生向けの教育機関として法的に登録されていなければなりません。この登録規定はCRICOS(Commonwealth Register of Institutions and Courses for Overseas Students:連邦留学生向け教育機関およびコース登録)と呼ばれています。あなたが選んだ教育機関がCRICOSリストに掲載されていなければ、あなたの学生ビザ申請は無効となります。

3. 正しい入学申請手続きを利用していますか?

自分の入学申請が、希望する教育機関が定める手続きに沿ったものであるよう確認しましょう。一部の教育機関では、エージェントを通して入学するよう指定しているところもあります。その他の教育機関は、直接の入学申込で問題なく対応してくれます。もしこの点がはっきりと分からないときは、必ず直接問い合わせて指示を受けてください。

4. 希望するコースが学生ビザの要件を満たすことを確認しましょう

学生ビザでは、コースが最低3ヵ月以上の期間にわたり、特定水準の教育に該当するものであることが求められています。また、そのコースがフルタイム(全日)のコースとみなされていることを証明する文書等も提出しなければなりません。

5. CoEは届きましたか?

学生ビザを申請する前に、コースへの入学手続きを済ませて、CoE(Confirmation of Enrolment:入学許可証)を受け取るようにしてください。CoEは希望するコースへの入学を認められていることを証明する参考資料として、学生ビザの申請に必要です。

6. 健康診断を受ける

学生ビザでは、特定の医療・健康上の要件を満たしていることが求められています。これはつまり、あなたが学生ビザを申請する際に健康診断を受けなければならない可能性があること、そして公衆衛生上の懸念がある国からやって来る留学生であれば特にその可能性が高いことを意味しています。自分がこの健康診断の対象になるだろうと思う方は、あらかじめ検査を受けておくことで申請手続きの時間を短縮できます。また、学生ビザの申請者には、留学期間中を通して医療保険に加入しておくことが求められています。こうした医療保険には、オーストラリアの認可保険提供業者のリストに掲載されている業者から選んで加入することができます。

7. 書類を用意しておく

ビザを申請する前に必要なものをすべて手元に用意して、自分のImmiアカウントにログインして一度にすべての申請内容を入力できるようにしましょう。関連書類はすべて、デジタルコピーとハードコピーを保存して、必要になるかもしれない書類にはいつでもアクセスできるようにしておきましょう。小さな間違いも見落とさないように、確認・再確認をしましょう― どんなことであれ、申請手続きを遅らせるようなリスクは、とにかく避けるべきです。必要書類が揃っているかどうかは、ここで確認できます。

8. 準備、準備、とにかく準備

仕事に応募するときと同じで、面接は最終的にはすべてがそこに懸かっているという非常に重要な段階です。自分の申請内容を隅々までしっかりと把握して、質問に答えられるように備えておきましょう。質問は、なぜオーストラリアで勉強したいのかという理由・動機から、あなたが選んだコースについて、留学中の資金や生活費はどのように工面するのか、そして留学後にはどのような予定でいるのかまで、幅広い内容で聞かれます。友達や家族と模擬面接をして練習し、当日は自信を持って落ち着いて臨めるようにしましょう。

9. パスポートの未使用ページは十分にありますか?

ビザ自体は1ページのスペースしか取りませんが、最低でも4~6ページは未使用状態である必要があります。未使用ページが確保されていないと、ビザ発給が認められる前にパスポートを更新しなければならない可能性があり、手続きのさらなる遅れや、追加の出費につながってしまいます。

10. できる限り時間に余裕を持って

ビザ関連の事務手続きは良く言っても予測できないものであり、もし予定通りにビザ発給が認められなかった場合は、希望するコースの受講を開始できなくなってしまいます。学期の開始日が迫る中で時間に追われて進めるよりは、何らかの遅れや変更に備えてできる限り時間に余裕を持って臨んだほうが、ビザ申請もはるかにストレス度合いの低い手続きになるでしょう。

そして、リラックスしましょう! ビザ申請手続きでできることはすべてやり、審査結果を待つだけになったら、留学したらどんな所に住むのかを考えるのにちょうど良いタイミングです。学生向け住宅に求めるべきポイントのアドバイスをチェックしたり、ブリスベンメルボルンシドニーにあるIglu住宅について調べてみてください。